【穴あきトラリピ】利益値幅とトラップ値幅の相関[バックテスト結果で確認]

投資戦略

【穴あきトラリピ】利益値幅とトラップ値幅の相関[バックテスト結果で確認]

少し前にTwitterでよく「穴あきトラリピ」という言葉を良く目にしました。
非効率なトラリピ設定のことだそうです。

解説
解説
今回はこの「穴あきトラリピ」の非効率性についてバックテストで確認してみました。

穴あきトラリピ(非効率なゾーン)のバックテスト結果

まずは結果から。

【結果】穴あきトラリピの非効率性が確認できなかった(予想に反した結果となり意外でした)

(注)今回のテストケースにおける結果であり、条件を変えるとまた違った結果になる可能性もあると思います

穴あきトラリピ(非効率なゾーン)とは

それでは順を追って説明します。

まず、穴あきトラリピとは、画像のように、「トラップ値幅>利益値幅」と設定する事のようです。

ググってみると、「めがねこ」さんという方のブログで詳しく書かれており、
マネースクエア公式では「非効率なゾーン」という風に表現され、利益の取りこぼしがおきやすいそうです。

バックテストの条件(その1:加ドル売)


次の条件で、70回ほどバックテストを繰り返し、データを表にしました。

買 or 売
通貨ペア 加ドル円
レンジ幅[円] 80~100
通貨数[万] 0.1
バックテスト期間 1年間(2021.1~2021.12)

矢印の左側が、穴あきトラリピとなる設定です
特に穴あき近辺は、データを多くとりました。

考察(その1)

利益値幅が大きくなるにつれて利益も大きくなる傾向にあります。
「穴あきトラリピ」の設定前後で、その傾向が大きく変化する様子は見られませんでした。

バックテストの条件(その2:米ドル買)

次に条件を変えて、90回ほどバックテストを繰り返し、データを表にしました。
期間も4年弱と、先ほどと比べ長期で実施しています。

買 or 売
通貨ペア 米ドル円
レンジ幅[円] 110~150
通貨数[万] 0.1
バックテスト期間 4年間(2020.1~2023.5)

矢印の左側が、穴あきトラリピとなる設定です
特に穴あき近辺は、データを多くとりました。

考察(その2)

期間を長くしたことで、より安定した曲線となりました。
利益値幅を大きくとると、合計利益が大きくなる傾向にあります。
「穴あきトラリピ」の設定前後で、その傾向が大きく変化する様子は見られませんでした。

マネースクエア

まとめ

最後にまとめです。

【予想】「穴あきトラリピ」の設定を境に、合計利益が1段上昇するようなグラフを想定。
【結果】「穴あきトラリピ」の設定前後でもグラフに連続性があり、非効率性が確認できなかった。

意外な結果となりました。

(注)今回のテストケースにおける結果であり、条件を変えるとまた違った結果になる可能性もあると思います。

あまり小さい利益値幅だと「穴あきトラリピ」の設定であろうと無かろうと、利益は小さくなるので、そこは気をつける必要はあるかと。

利益の取りこぼしが心配な方は、ご自分の設定で、利益値幅を変えてバックテストしてみるもの良いと思います。
ツールは↓のリンクから。スマホで簡単にできますよ( ..)φメモメモ

今回使ったバックテストツール

自作しました。
数あるバックテストツールの中で一番簡単にできる自信があります(^^♪

誰でも無料で簡単に使えます(*^^*)

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