【トラリピ運用試算表とは】使い方・見方・どうやって計算しているのかを計算ツールを再現して解説
マネースクエアのFX自動売買トラリピを運用するにあたり、必須とも言えるリスク管理ツール「トラリピ運用試算表」について、
・口座開設前に体験・勉強してみたい
そんな疑問に答えます。
トラリピ口座開設を迷っている方にも、トラリピ運用試算表を再現ツールで事前に体験できます。
- 【まずはじめに確認】トラリピ運用試算表を解説する前に
- 【ここから解説】トラリピ運用試算表の見方・計算方法
- (A)「買」or「売」の選択
- (B)通貨ペアは?
- (C)運用予定額は?
- (D)仕掛けるレンジ幅は?
- (E)レンジ内に仕掛ける本数は?
- (F)1本当たり何通貨?
- (G)1回のリピートでねらう利益は?
- (H)ストップロス設定
- (i)ポジションの平均価格(★☆☆☆☆)
- (j)ポジションの合計(★☆☆☆☆)
- (k)トラップ値幅(★★★☆☆)
- (l)発注証拠金(★★☆☆☆)
- (m)すべて成立時の証拠金①(★★☆☆☆)
- (n)すべて成立時の評価損②(★★☆☆☆)
- (o)必要資金の合計(①-②)(★★★☆☆)
- (p)すべて成立時の維持率(★★☆☆☆)
- (q)ストップロス損失額(★★☆☆☆)
- (r)ロスカット(★★★★★)
- ちょっとした小ネタ・裏話
- 【紹介】トラリピ運用試算表の再現ツールを紹介します
- 【紹介】トラリピらくらくデモツールでトラリピの仕組みを簡単に理解
【まずはじめに確認】トラリピ運用試算表を解説する前に
トラリピとは
トラリピって何?
一言でいえば、マネースクエア社が提供するFX自動売買システムのことです(^^)。
トラリピ運用試算表とは~損をしないためのリスク管理ツール~
トラリピ運用試算表って何?
「この条件で自動売買してね!」という設定を最初に決めるのですが、それを決めるためのシミュレーションツールです。
売買通貨、運用資金、設定レンジなどの項目を入力し、いろんな計算結果を自動で算出してくれます。
最重要の確認項目はロスカットレート!!
計算結果で一番重要なのは「ロスカットレート」です!!
極端な話、ロスカットレートさえ把握すれば、他の値はそこまで気にしなくても運用はできます。
どうやって使うの?
マネースクエアのトラリピ口座開設をして、取引画面にログインすれば使えます!
【ここから解説】トラリピ運用試算表の見方・計算方法
と納得しながら進めていったので、そのあたりの経験も踏まえて分かりやすく解説しますね
再現ツールはページの最後(第3章)で紹介しますね。
説明用に値を入れてみました。これで説明していきます(^^)
(A)「買」or「売」の選択
保有するポジションについて、買いで入るのか、売りで入るのかを選択。
買いは、買った時より上がれば利益が出る、売りはその逆です。
詳しく知りたい人は、↓これを見てください(^^)
(B)通貨ペアは?
米ドル/円などの取引を行う通貨ペアを選択。
(C)運用予定額は?
あなたの運用する資金です。
(D)仕掛けるレンジ幅は?
自動売買を行う範囲を設定。(↓のイメージを見てね)
(E)レンジ内に仕掛ける本数は?
(D)の「仕掛けるレンジ幅」の幅に、何本トラップを仕掛けるのかを決めます。
(D)(E)について、今回の場合、レンジ幅90円~100円、レンジ内に仕掛ける本数5本なので、このようなイメージ。
(F)1本当たり何通貨?
トラップ1本につき何通貨保有するのかを入力。
単位は[万通貨]で、取引できる最小単位は0.1です。
例えば、1000通貨の時は0.1と入力するよ(^^)
(G)1回のリピートでねらう利益は?
保有しているトラップに対して、何円利益がでた時点で決済するのかを入力。
(H)ストップロス設定
自分で損切りラインを設定したい時だけ、「設定する」を入力して損切りレートを入力。
※私は一度も使ったことないです(;^_^A
(A)~(H)まで入力が終われば、「計算スタート」ボタンを押してください。
公式ツールの計算結果画面
再現ツールの追加機能
再現ツールでは、計算結果と一緒にこんな感じでリストが出てきます。
これを見ながら説明を読むと分かりやすいよ。
(i)ポジションの平均価格(★☆☆☆☆)
言葉のとおり、全ポジション価格の平均値です。
今回の例では、100, 97.5, 95, 92.5, 90の5つの平均値なので、
(100 + 97.5 + 95 + 92.5 + 90) ÷ 5 = 95 ですね。
(j)ポジションの合計(★☆☆☆☆)
今回の例では、0.2[万通貨] × 5[本] = 1[万通貨] ですね。
(k)トラップ値幅(★★★☆☆)
今回の例では、(100 – 90)÷ (5 – 1) = 2.5
(G)の1回のリピートでねらう利益/1000、より小さく設定すると効率が良いです。
(l)発注証拠金(★★☆☆☆)
発注するのに必要な証拠金です。
※25はレバレッジ倍率!!(必要な証拠金が本来の1/25で済みます(^^))
今回の例では、一番上のポジションが、100 × 0.2 × 10000 ÷ 25 = 8,000円
これを同じように全部のポジションで計算して、全部合計すれば 38,000円 になるよ。
(m)すべて成立時の証拠金①(★★☆☆☆)
新規ポジションがすべて成立したときのレートで算出した証拠金です。
今回の例では、90 × 5 × 0.2 × 10,000 ÷ 25 = 36,000円 です。
(n)すべて成立時の評価損②(★★☆☆☆)
新規ポジションがすべて成立したときの評価損です。
今回の例では、一番下のポジション90円のレートの時、一番上のポジション100円の評価損は、
(90 – 100) × 0.2 × 10,000 = -20,000円 です。
これをすべてのポジションで同じように計算して合計すればいいよ。
今回の例では -50,000円 になります。
(o)必要資金の合計(①-②)(★★★☆☆)
これはただの引き算です。
今回の例では、36,000 – (-50,000) = 86,000円 です。
(p)すべて成立時の維持率(★★☆☆☆)
すべてのポジションが成立した時に、口座にどれだけの余力があるかを表します。
※この時の必要証拠金は、すべて成立時のレート(90円)で算出されたもので計算するよ。
※トラリピの場合、これが100%を下回るとロスカットされてしまう!!
(q)ストップロス損失額(★★☆☆☆)
ストップロスを設定した為替レートになってしまった時に、確定する損失額です。
今回の例では、レートが下がってきて、設定値の85円でポジションが決済された時に、-100,000円の損失が確定される事を表しているよ。
(r)ロスカット(★★★★★)
これ以上の損失の拡大を防ぐため保有ポジションが強制的に全決済されるレートです。
具体的な計算方法については少し複雑になるので省略するけど、為替レートを変動させて(それに合わせて有効証拠金と必要証拠金も変動する)、維持率が100%を下回る値さがす、といった作業をプログラムで実施してます(^^)
再現ツールでは
同じ方法で計算してます(^^)。ロスカットレートがマイナスになった場合でも、余裕度を確認する意味でそのまま出力してます。
公式ページのロスカットレートの計算方法
これについては、公式ページに詳しくかかれてます。参考にリンクを載せておくね。
FXで一番気を付けなければならないのは、ロスカットを回避する事だと思っています。
よって、このロスカットレートを把握しておく事が、運用試算表を使う上で一番重要です。
ちょっとした小ネタ・裏話
「通貨ペアの選択」は計算結果に影響しない
運用試算出表の設定項目に「通貨ペアの選択」がありますが、
じつはこれ、何を選んでも計算方法は変わりません。
(メキシコペソ円や南アランド円の通貨数が最低1万通貨(他は0.1万通貨)という区別はありますが)
【紹介】トラリピ運用試算表の再現ツールを紹介します
ウンチクばかりでよく分からないですよね?
実際再現ツールを触ってみると分かりやすいよ!
トラリピ口座開設を迷っている方も、ここでできるのでぜひ体験してみてね(^^)
リンク先で具体的な使い方や考え方もナビゲーション感覚で載せてるので、ご安心を!!
トラリピ運用試算表の入力画面
まずは公式ツール
次に再現ツール
※項目は全く同じにしてます!
トラリピ運用試算表の計算結果の画面
まずは公式ツール
次に再現ツール
このように、入力項目と計算結果の項目を全く同じにしました。
ここでしっかり慣れておけば、口座開設後もばっちりです!!
これが再現ツールです
Web上でどなたでも簡単にシミュレーションすることができます。
【紹介】トラリピらくらくデモツールでトラリピの仕組みを簡単に理解
運用試算表の使い方が分かれば、次はトラリピの仕組みを理解しておくことをオススメします。
トラリピの売買の動きを再現したデモツールを作成しています。
ここまで理解できれば、ひとまず基礎知識はOKだと思います。
無料で使えますし、使い方も詳しくのせているので、ぜひリンク先で勉強してくださいね(^_-)-☆